新幹線長崎ルート 15トンネルで通信環境整備

 総務省九州総合通信局は17日、九州新幹線長崎ルート新大村(仮称)-長崎間の15トンネルで携帯電話を使えるようにする「電波遮へい対策事業」に対し、補助金交付を決定したと発表した。総事業費は16億2840万円で3分の1の5億4280万円を補助する。
 トンネル内に光ケーブルやアンテナなど移動通信用中継施設を整備する事業。総事業費の2分の1を携帯電話会社などで構成する「移動通信基盤整備協会」、6分の1をJR九州が負担する。同局によると、2020年度末までの工事完了を目指している。
 これで、22年度に暫定開業する武雄温泉-長崎間の全31トンネルに対し同事業の補助金交付が決まった。

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