V・ファーレン長崎新練習拠点 関連予算案 提出へ 大村市議会

 長崎県大村市とジャパネットホールディングスが市総合運動公園での整備を目指しているサッカーJ2、V・ファーレン長崎の新練習拠点について、市は22日開会予定の臨時会に関連予算案を提出する。同計画についてジャパネット側は今月中の結論を市側に求めており、審議結果次第では計画が断念される可能性もある。
 練習拠点については計画内容や事業費などを巡って議論が紛糾しており、関連予算案が提出されるのは同市が2018年末に練習拠点の移転先として手を挙げて以来初めて。予算案は公園整備計画の一部変更に関する委託料約1千万円で、経済建設委員会に付託される予定。臨時会の会期は17日に開かれた市議会議会運営委員会で申し合わせた。
 また、長崎市で新型コロナウイルスの感染者が相次いでいることを受け、市議会事務局は当日の臨時会について、3密回避のため議場での傍聴者数を3人までに制限すると発表。希望者多数の場合は抽選で決定する。委員会は傍聴禁止としている。

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