鷹の新ビル「E・ZO」が21日オープン 福岡の新名所として期待される全貌は?

PayPayドームに隣接するエンタメビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」が7月21日に開業【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

「つりZO」「すべZO」「のぼZO」からなる「絶景3兄弟」は注目アトラクション

ソフトバンクがPayPayドームの隣接地に建設した複合型エンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」が21日にグランドオープンを迎える。日本初出店の飲食店も入るなど、注目ポイント目白押しで福岡の新名所として期待されている。

日本初出店となるのはステーキの有名店「ウルフギャングステーキハウス」が手がけるハワイのイタリアンダイニング「IL LUPINO」とシンガポールチキンライスの超有名店「チャターボックス」の2店。「IL LUPINO」はトラットリアとワインバーを併設している。「チャターボックス」は新型コロナウイルス感染症の影響で開業は未定となっている。

また、北海道のえびそば専門店「えびそば一幻」と東京の焼肉店「焼肉 赤身にくがとう」が九州初出店。このほかにも京都の「宮川町 水簾」が手がける天ぷら店「京都天ぷら 花いかだ」や博多の名店「河庄」がプロデュースする「九州はかた 大吉寿司」、赤身肉の名店「肉山」による「肉山食堂」が軒を連ねる充実のラインナップとなっている。

「絶景3兄弟」という3種類のアトラクションも注目。地上40メートルの高さからビル壁面に沿って地上に滑り降りる全長100メートルのチューブ型スライダー「すべZO(すべぞー)」や、ビル屋上の地上60メートルからスタートする1人乗りのぶら下がり式レールコースター「つりZO(つりぞー)」は目玉施設。屋上にはクライミング&ボルダリング施設「のぼZO(のぼぞー)」もある。

PayPayドームを見ながら滑り降りるレールコースター「つりZO(つりぞー)」【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

「チームラボフォレスト」「王貞治ベースボールミュージアム」は子供も楽しめる施設に

5階に入るのはアートコレクティブ「チームラボ」によるミュージアム「チームラボフォレスト-SBI証券」。「捕まえて集める森」と「運動の森」からなる新しいミュージアムで「捕まえて集める森」では自身のスマートフォンを用いて動物や虫をコレクションして楽しむ。「運動の森」では様々なアトラクションを通じて新感覚の体験ができるようになっている。

4階にリニューアルオープンするのは「王貞治ベースボールミュージアム」。868本塁打を放った王貞治球団会長の生い立ちや数々の偉業、記録を集めたミュージアムとなり、その中の「89パーク」ではストラックアウトやティーバッティングゲームなど野球に関わる様々な体験コーナーがあり、子供も楽しめるものとなっている。

このほかにもバーチャルリアリティ体験施設「V-World AREA」(6・7F)や、日本では恵比寿と東京ドームに続き3店目となる「MLB cafe」がある。さらに、よしもとの常設劇場「よしもと福岡 大和証券/CONNECT劇場」、そして「西日本シティ銀行 HKT48劇場」といった施設も入る。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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