ドジャース ラックスがマイナー降格&マギーと1年契約

ドジャースは日本時間7月22日、有望株のギャビン・ラックスを代替トレーニング施設へ降格させたことを発表した。ナショナル・リーグ新人王の筆頭候補に挙げられているラックスだが、今回の措置により、開幕ロースター入りの可能性は極めて低くなった。また、先日ロッキーズを解雇されたリリーフ左腕のジェイク・マギーと1年契約を結んだことも併せて発表されている。

現在22歳のラックスは、夏季キャンプへの合流が遅れていた(理由は明かされていない)。調整が遅れているため、実戦での出場機会も限定されたものとなっており、首脳陣はメジャーでプレーする前にもう少し調整が必要であると判断したようだ。

デーブ・ロバーツ監督は「彼はまだスイングの調整ができていない。トレーニング施設で多くの打席を得て、メジャー昇格の準備が整うことを期待している」とコメント。空席となる二塁には、エンリケ・ヘルナンデスとクリス・テイラーを併用する方針を明らかにし、正一塁手のマックス・マンシーが二塁手として出場する可能性にも言及した。

一方、経験豊富なマギーの獲得は、ドジャースのブルペンに層の厚みをもたらすことになる。今年は年俸900万ドルを日割りで受け取るマギーだが、その大部分はロッキーズに支払い義務がある。アンドリュー・フリードマン野球部門社長は、2013年までレイズのGMを務め、レイズ時代のマギーの活躍を目にしており、それが獲得を後押ししたと見られている。

ドジャースのブルペンには、マギー以外にケイレブ・ファーガソン、アダム・コラレック、スコット・アレクサンダーと3人の左腕がいるものの、いずれもマイナー・オプションを残している。マギーは同オプションが切れているため、その点においてロースター争いでは優位な立場にある。なお、ドジャースはマギーの加入に伴い、腰の手術を受けて今季絶望となったジミー・ネルソンを45日間の故障者リストに登録している。

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