アストロズが43歳の大ベテラン・ロドニーを獲得へ

関係者がメジャーリーグ公式サイトに伝えたところによると、投手陣に故障者が続出しているアストロズは43歳の大ベテラン、フェルナンド・ロドニーの獲得に動いているようだ。ロドニーはメジャー復帰を目指して7月中旬に独立リーグのシュガーランド・スキーターズと契約したばかり。メジャーリーグ公式サイトでアストロズの番記者を務めるブライアン・マクタガートによると、ロドニーとの契約は身体検査の結果待ちとなっている。

現在43歳のロドニーは、メジャー通算951試合に登板し、歴代17位の327セーブをマークしている。昨年はアスレチックスとナショナルズで合計55試合に登板して47.2回を投げ、0勝5敗、2セーブ、17ホールド、防御率5.66、49奪三振を記録。2012年から8年連続で55試合以上に登板するなど、40代に突入しても鉄腕ぶりに衰えは見られない。

ロドニーはこれまでにタイガース、エンゼルス、レイズ、マリナーズ、カブス、パドレス、マーリンズ、ダイヤモンドバックス、ツインズ、アスレチックス、ナショナルズと11球団でのプレー経験があり、アストロズでメジャーのマウンドに立てば12球団目。メジャーリーグの長い歴史上、12球団以上でプレーした選手はエドウィン・ジャクソン(14球団)、オクタビオ・ドテル(13球団)、マイク・モーガン(12球団)、マット・ステアーズ(12球団)、ロン・ビローン(12球団)の5人しかいない。

アストロズはジャスティン・バーランダーを筆頭に、ブラッド・ピーコック、オースティン・プルーイット、ロヘリオ・アルメンテロス、ホゼ・ウルキディなど投手陣に故障者が続出し、メジャー経験がほとんどない若手投手がロースターの大半を占める非常事態となっている。ロドニーの加入は、投手陣の頭数という意味でも、貴重な経験をもたらすという意味でも、チームにとって大きなプラスとなりそうだ。

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