気象庁は30日(木)、向こう1か月(8/1~8/31)の天候の見通しを発表した。全国的に気温が高く、特に沖縄・奄美は8月前半の気温が高くなりそうだ。関東甲信でも来週は晴れの日が多くなり、急に暑さが厳しくなる可能性がある。
週ごとの天候予想
1週目(8/1~8/7)は太平洋高気圧が本州付近へ張り出し、東・西日本、沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多い見通し。北日本と沖縄・奄美は高温傾向が見込まれる。 2週目(8/8~8/14)は全国的に平年より気温が高く、東・西日本と沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。一方、北日本は前線や暖かく湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。
3~4週目(8/15~8/28)は太平洋高気圧が本州付近へ張り出し、気温は全国的に高温傾向が見込まれる。東・西日本と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだ。
高温に関する情報
沖縄は今後2週間も暖かい空気に覆われやすいため気温が高く、8月5日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。奄美は向こう1週間程度は気温が平年並みの日が多いが、8月7日(金)ごろからの5日間ほどは暖かい空気に覆われ、気温がかなり高くなる見通し。なお、これまで気温が低く経過していた関東甲信も、次第に太平洋高気圧が強まり気温が高くなる予想で、8月6日(木)ごろからはかなり高くなる可能性がある。 このため気象庁は、沖縄・奄美、関東甲信に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。なお、関東甲信を中心に急な気温上昇が予想され、特に熱中症にかかりやすい気象条件が予想される。体調に配慮しつつ、屋外での活動等では飲料水や日陰を十分に確保し、屋内でも適切に冷房を使用するなど、事前の熱中症対策を進め健康管理等に注意するよう心がけたい。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。