4日(火)は全国的に気温が高く、真夏日は678地点、35℃以上の猛暑日は34地点にのぼり、いずれも今シーズン最も多くなった(午後3時半まで)。厳しい暑さは、5日(水)にかけても続く見通しで、引き続き熱中症など健康管理に注意が必要となる。
4日は高気圧に覆われて晴れた地域が多く、西日本だけでなく北陸や東北北部でも35℃以上の猛暑日となった所があった。最高気温は福岡県太宰府市36.2℃、熊本市と大分県日田市で35.9℃、京都市35.8℃、岩手県釜石市35.6℃、福島市と山形市で35.2℃など(午後3時半まで)。北海道でも所々で30℃を超え、常呂郡佐呂間町で平年より7℃高い32.9℃を観測している。
5日も猛暑 雷雨にも注意
全国的に5日(水)にかけても気温が高く、東海から西日本で内陸を中心に猛暑日となり、北日本でも30℃を超える所がある見込み。まだ暑さに慣れていない地域では、特に熱中症など健康管理に注意が必要だ。
<5日(水)の予想最高気温>
36℃ 福島、岐阜、京都、久留米(福岡)、日田(大分)など
35℃ 山形、名古屋、福井、大阪、岡山、松江、山口、福岡、熊本など
なお、湿った空気の影響で、5日午後は東日本の山沿いを中心に雨雲が発達する見込み。東海では、局地的に非常に激しい雨の降るおそれがある。天気の急変や落雷、突風に注意が必要だ。
お盆 暑さ厳しい
7日(金)は台風4号から変わる低気圧が北日本に近づき、本州の日本海側でも8日(土)にかけて天気の崩れる所がある。
このため、北日本や東・西日本の日本海側を中心に一時的に気温の下がる地域があるが、9日(日)は西日本で厳しい暑さが戻り、10日(祝・月)以降は西・東日本、東北で、厳しい暑さが続く可能性が高く、35℃以上の猛暑日地点が一段と増えることも考えられる。連休やお盆休み期間と猛暑が重なることもあり、熱中症など健康管理により一層の注意が必要だ。
(気象予報士・高橋和也)