長与町立小中学校 9日登校取りやめ

 西彼長与町教委は5日、町内で新型コロナウイルスの感染者が増加していることを受け、町立小中学校全8校で「原爆の日」の9日の登校日を取りやめることを決めた。
 同町の県立長崎北陽台高でクラスター(感染者集団)が発生し、7月31日以降、町内で11人の感染を確認。町教委は5日開いた校長会の意見を踏まえ、感染拡大防止のため、取りやめを判断した。
 県内21市町のうち、これまでに9日の登校日を取りやめたのは諫早、大村の2市。壱岐市は夏休みを短縮した影響で、7日の終業式に平和学習を実施するため9日を登校日に設定していない。ほかの市町は登校日にしているが、多くが今後の感染状況で検討するとしている。

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