【新型コロナ】1人が死亡、21人感染 川崎

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は7日、院内感染が起きた川崎協同病院(同市川崎区)に先月、入院していた70代男性が死亡した、と発表した。また新たに、10歳未満から70代までの男女21人の感染を確認。中等症1人、軽症17人、無症状3人で、12人の感染経路が不明という。市発表の死亡者数は累計26人、感染者数は708人となった。

 市によると、亡くなった男性は7月3日に遺伝子検査で陰性だったが、2日後に発熱。同月7日に再検査で陽性と判明し、その日に市内で転院した。

 一方、21人の年代別は、10歳未満と60代が各2人、20代8人、30.70代が各1人、40代4人、50代3人。

 経路が確認されている9人は10歳未満から60代までの男女で、居住区は川崎・幸・高津区が各2人、中原・宮前・麻生区が各1人。同僚や家族、知人らの濃厚接触者だった。

 経路不明の12人は20代から70代までの男女で、ホストや保育士、県警高速隊の巡査ら。居住区は川崎・幸・宮前区と相模原市、都内、千葉県が各1人、中原・高津区が各3人。

 保育士の感染を受け、木下の保育園・武蔵中原(同市中原区)と西高津くさはな保育園(同市高津区)は7日から当面、臨時休園する。

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