【新型コロナ】相模原の老人ホームでクラスター 入所者と従業員計15人

 新型コロナウイルス感染症をめぐり、相模原市は8日、同市南区の有料老人ホームで入所者10人、従業員5人の計15人の感染が確認され、クラスターが発生した、と発表した。

 市内では同日、別に20代~50代の男女5人の感染も確認され、合わせて20人の感染が判明した。同市内の1日当たり感染者数はこれまでで最も多かった6日の9人を上回り、最多を更新した。市内でのクラスター発生は3例目。

 市によると、有料老人ホームの入所者は70人。横浜市の医療機関によるPCR検査で女性2人の感染が分かったため、濃厚接触者として他の入所者、従業員のPCR検査を行ったところ、80代~90代の男性2人、女性8人の入所者計10人と、20代~50代の女性従業員5人の感染が確認された。いずれも無症状または軽症。

 すでに感染が判明していた入所者らは横浜市、東京都から発表されており、相模原市の発表分と合わせると、同施設の感染者は18人となる。

 市では、老人ホームに面会で訪れた人や出入り業者に連絡し、体調が悪い場合は検査する方針。

© 株式会社神奈川新聞社