レッドブル代表「マックスは決勝に向けて可能性を広げることに成功した」【F1第5戦予選】

 2020年F1 70周年記念GPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、アレクサンダー・アルボンは9番手だった。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシングチーム代表クリスチャン・ホーナー
 今日の予選セッションは、戦略の面で簡単ではなかった。今週末、(先週のイギリスGPより)タイヤが一段階ソフト寄りに変更されたことで、異なる対応が必要になったのだ。また、チームごとに最適なコンパウンドが異なっていた。マックスはQ2においてハードタイヤで見事なラップを走ったことで、トップ10のなかでは唯一ハードタイヤでスタートすることになった。それにより、決勝において戦略面での柔軟性が増すことになるはずだ。

2020年F1第5戦70周年記念GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 アレックスは比較的容易にQ3に進出し、ミディアムタイヤで速さを見せ、ラップごとにタイムを更新していた。しかし、順位争いにおいて重要なQ3最後のランでソフトタイヤに履き替えたところ、マシンバランスがあまり満足できない状態になり、9番グリッドという結果になった。

 気温が上がり、タイヤが一段階ソフト寄りに変更され、戦略の幅が広がったことから、今週末の70周年記念GPは、見ごたえのあるレースになるだろう。

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