核禁条約 政府対応を批判 共産・志位氏

核兵器廃絶をめぐる動きについて政府を批判する共産党の志位委員長=長崎市魚の町、長崎市民会館

 共産党の志位和夫委員長は9日、長崎市内で会見し、核兵器禁止条約に反対している政府の姿勢を批判した。
 核兵器禁止条約の批准国・地域は44となり、発効まで残り6となった。志位委員長は「政府は核兵器廃絶を目指すとしながら条約には反対。矛盾している」と批判。広島の「黒い雨」訴訟をめぐって、「被爆者の思いをくみ取り、国は控訴断念を」と訴えた。
 野党共闘については、「核兵器廃絶の方向性は一致しており、政権交代を求めて戦う旗印になる」との認識を示した。

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