大村、佐世保両市で新型コロナ5人確認 長崎県内 計178人

新型コロナウイルス感染者の入院状況(13日午後7時現在)

 長崎県と佐世保市は14日、大村、佐世保両市で新型コロナウイルス感染者が新たに5人確認されたと発表した。県内の感染確認は計178人となった。
 新たな感染者の内訳は▽大村4人(非公表1人、40代2人、20代1人)▽佐世保1人(20代)。いずれも軽症。このうち大村市の年代・性別非公表は既に感染が判明していた人の濃厚接触者。自宅待機中に発熱などの症状が出て陽性が判明した。
 大村市の40代女性団体職員は10日に軽いせきの症状が出て、その後も発熱や倦怠感(けんたいかん)の症状があり、13日に陽性が分かった。同市の40代男性団体職員は40代女性団体職員の濃厚接触者で、13日に陽性と判明。県によると、2人は別の職場。それぞれの濃厚接触者各1人を検査する方針。
 また、大村市の20代女性は10、11日に県内で他県の人と接触。11日から発熱などの症状が出て、13日に陽性となった。濃厚接触者11人を検査するという。
 佐世保市の20代男性は、12日に感染が判明した県外在住20代男性会社員の接触者。10日に発熱などの症状が出て、14日に陽性が判明。濃厚接触者ら11人のうち9人は陰性だった。
 県によると、13日時点で県内の指定医療機関などに32人が入院しており、うち1人が重症。無症状や軽症者用の宿泊療養施設に31人が入所している。

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