新型コロナ感染 大村で6人 長崎県内計184人に

新型コロナウイルス感染者の入院状況(14日午後7時現在)

 長崎県は15日、大村市で新型コロナウイルス感染者を新たに6人確認したと発表した。県内の感染確認は計184人となった。
 新たな感染者の内訳は性別非公表の10代学生2人、会社員の20代男性、建設業の30代男性、自営業の40代男性、事務職の50代女性。このうち4人が指定医療機関などに入院・入所し、残る2人は調整中。6人とも最近の県外滞在や県外在住者との接触はない。県はそれぞれの濃厚接触者計15人を特定し検査する予定。
 10代2人は、13日に陽性が判明した女性と男性(どちらも同市の40代団体職員、職場は別)の濃厚接触者。うち1人は味覚異常がある。夏休み期間中のため学校での接触者はいない。
 20代、30代、40代の男性3人はいずれも、13日に陽性と分かった同市の20代女性会社員の濃厚接触者で、無症状。このうち30代は、日中は12日まで建設業に勤務し、夜間は13日まで飲食店に従事していた。20代会社員と40代自営業は、どちらも13日まで仕事をしていた。
 50代女性は、7日夜に倦怠(けんたい)感や食欲低下の症状が出たが、13日まで事務を継続。14日、かかりつけ医を通じて帰国者・接触者外来を受診し陽性が判明した。味覚と嗅覚の異常も訴えた。
 県によると、県内では14日午後7時時点で37人が入院しており、うち1人が重症。無症状や軽症用の宿泊療養施設に23人が入所している。これまで108人が回復し療養を終えた。


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