新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は18日、県所管域で新たに10歳未満~80代の男女20人の感染が判明したと発表した。クラスター(感染者集団)が起きた医療機関や学校に関連する新規感染者が多くを占め、感染経路不明は6人だった。
居住地別の内訳は、厚木市、綾瀬市が各4人、三浦市が3人、横浜市が2人、平塚市、鎌倉市、横須賀市、伊勢原市、海老名市、大和市、その他が各1人。中等症1人を除き、いずれも軽症か無症状だった。
クラスターが確認された厚木市の湘南厚木病院では80代と30代の男性患者2人と30代の男性看護師が感染。同病院で感染が明らかになったのは職員8人、患者16人の計24人となった。
同じくクラスターが起きた厚木市立依知南小学校では10代の女子児童の感染が確認され、これまでに児童12人、教員5人の計17人の感染が判明。同校は2学期の始業を19日から27日以降に延期することを決めた。
このほか、三浦市や厚木市、綾瀬市では既に陽性が判明している同居家族を濃厚接触者とする家庭内感染が計8人に上った。