【新型コロナ】県内、20日の新規感染は104人 クラスター関連相次ぐ

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、県内で20日、新たに10歳未満~80代の男女104人の感染が明らかになった。感染経路不明は53人で、クラスター(感染者集団)関連の新規感染者が相次いだ。横浜市では、入院していた80代女性の死亡が判明した。

 横浜市によると、女性は人工透析を受けており、7月21日に転院時の検査で陽性とされていた。

 同市中区のパブでは、20~30代の女性従業員6人の感染が確認され、市はクラスターと認定。すでに陽性が判明していた別の女性従業員の夫と未就学児の娘2人も陽性となった。

 クラスターが起きた厚木市立依知南小学校でも、新たに10歳未満の児童3人が感染、同校の感染者は20人となった。同市の湘南厚木病院では20代女性職員と50代女性入院患者の感染が判明し、計27人のクラスターとなった。

 家庭内感染も相次ぎ、相模原市では40代父親が陽性とされていた30代母親と10歳未満の男子小学生の感染が判明。20代女性公務員の母親と保育園に通う女児の感染も報告された。川崎市でも6人が家庭内感染とされた。

 このほか、横浜市立特別支援学校の50代女性非常勤職員、川崎市立川中島小学校の40代女性職員、京浜急行北久里浜駅で勤務する50代男性社員らの感染も判明した。

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