検査機器など整備 補正予算案を可決 長崎県病院企業団議会

 長崎県病院企業団議会は21日、臨時会を開き、新型コロナウイルス感染拡大に対応する国の第2次補正予算関連で、検査機器や人工呼吸器、簡易陰圧装置の整備費などを盛り込んだ総額約8億9千万円の病院事業会計補正予算案など2件を原案通り可決、承認した。
 今回の補正予算では、五島中央、島原、上五島の3病院にPCR検査機器などを整備。対馬、上対馬、壱岐の3病院には人工呼吸器各2~3台を追加配備する。患者と接する医療従事者や職員計2778人に1人最大20万円の慰労金を支給する事業費なども追加した。
 このほか、個人防護具や人工呼吸器などを整備するため4月3日付で専決処分した約5500万円の補正予算を承認した。
 また、米倉正大企業長は2019年度の決算見込みについて、経常損益は約3億6千万円の赤字で、前年度から約6億2千万円改善すると明らかにした。

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