諫早市中小事業者支援金 給付 想定の56%

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小事業者向けの諫早市の緊急経営支援給付金(一律30万円)の給付が想定(4323件)のうち56%、2419件となることが21日の市議会全員協議会で報告された。
 6月末で終了した申請2477件のうち、58件が市税滞納などの理由で対象外。観光事業者向けに増額した同給付金の申請は▽宿泊施設19件▽バス事業者6件▽タクシー事業者9件-の計34件。1人10万円の特別定額給付金は10日現在、5万9448世帯(全世帯の97.8%)に支給。8月11日まで申請を受け付ける。
 議員から緊急経営支援給付金の予算(13億5千万円)の未執行分を活用し、新たな支援制度を求める意見が上がったが、市側は「今後、予想される影響を把握し検討する」と述べた。
 一方、30%のプレミアム付き「いさはや地域振興商品券」(1冊5千円)の販売が21日、市内20郵便局など30カ所で始まった。9月30日まで。市内約650店舗で12月31日まで使用できる。

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