連絡会議の設置を関係機関に要請へ 感染拡大で諫早市長

 諫早市内で新型コロナウイルスの感染確認が相次いだことを受け、宮本明雄市長は21日、感染症対策を所管する県県央保健所と県県央振興局、諫早医師会、県看護協会に連絡会議の設置を働き掛ける考えを明らかにした。同市議会の申し入れに答えた。
 市内の感染者36人のうち、35人が7月中旬以降に確認され、市内飲食店での集団感染も発生。申し入れは▽地域のかかりつけ医でのPCR検査の早期実施▽飲食店への感染予防ガイドライン周知▽経済的影響を受けた事業者への追加経済対策-の3項目。
 宮本市長は「連絡会議で各関係機関の課題を共有し、速やかに対応できる態勢を整える」と述べた。市内医療機関でのPCR検査の実施時期は未定。
 このほか、諫早観光物産コンベンション協会が来月から実施する飲食店情報サイトの登録を通じて、感染予防策の周知を徹底。追加経済対策に関して「財源問題もあり難しい」と述べた。

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