ヤリスクロス、今なら年内納車も可能!? 9月発売目前で予約状況を販売店で訊いてみた

トヨタ ヤリスクロス プロトタイプ

ヤリスクロスは予約殺到? それとも…!?

既にトヨタ自動車の公式Webサイト上でも先行情報が公開されているコンパクトSUVのニューモデル「ヤリスクロス」。サイトには「9月初旬発売予定」と記載され、いよいよ正式発売間近であることがわかる。

最近はこうして正式発売のかなり前から事前告知を行い、予約受注を募るケースが一般化している。6月17日にフルモデルチェンジを実施したトヨタ ハリアーも4月には車両の概要が公式発表されたし、10月発売予定の2代目スバル 新型レヴォーグも先日8月20日に事前情報をリリースしている。

その効果は絶大で、新型ハリアーは発売目前の6月初旬時点で2万台を超える予約を集め、新型レヴォーグも受注状況は好調なようだ。

ヤリスクロスについても、全国のトヨタ販売ディーラーでも簡易カタログ(リーフレット)が配布され、商談予約が始まっているという。

気になる受注状況等はどうだろうか。さっそく幾つかの店舗に問い合わせしてみることにした。

首都圏トヨタネッツA店では

まずは首都圏のとあるトヨタネッツA店へ。対応してくれた販売スタッフによると「お問い合わせは多く、反響も良いです」と笑顔で話す。実車はまだ展示されておらず、同じトヨタのコンパクトSUVであるC-HRやライズ、そしてヤリスクロスのベースとなるコンパクトカーのヤリスなどのスペックや実車を見せながら、ヤリスクロスについて手慣れた様子で説明してくれた。おそらく同様の商談を既に数多くこなしているのだろう。

その分では予約も殺到していますねと訊くと「それが実は…」と表情が曇った。景気の良い話が返ってくるかと思ったので、こちらもちょっと驚く。

「ハリアーも正式発売前から同じように事前商談を行って、実際多くの予約を頂いたのですが、ヤリスクロスはなかなかそうはいかないんです」とのこと。新型で4代目となるハリアーは先代までの印象も強く、ユーザーもだいたいこんな感じだろうと想像できたのだが、全くの新規車種であるヤリスクロスについては「実車を見てから決めたい」とする声が多いのだという。

各銘柄の新車を広く扱うサブディーラーB店では

新車は各メーカーの販売ディーラーとは別に、中古車販売店などが業務拡大で新車を取り扱うケースも増えている。中には全メーカー・全車種取り扱いをうたい、全国展開しているチェーンもある。いわゆるサブディーラーと呼ばれる、こうした販売店にも訊いてみた。

すると「ヤリスクロスは今なら納期も2か月から3か月ですから、年内納車も間に合いますよ」との回答。やはりこちらもまだ余裕がある様子。

ちなみに「新型ハリアーの場合、グレードや仕様によっては来年の春頃になる可能性もあります」「レヴォーグもそろそろ年内は厳しそうです」とのことだった。

ヤリスクロスを注文するなら発売開始直後が狙い目だ

サンプル数も少なくあくまでも定性的な情報ではあるが、少なくとも2020年8月28日時点では納車待ちに焦り、慌ててヤリスクロスの予約を入れなくても良さそうな感じもする。

ただし! 9月初旬とされる正式発売に合わせ、おそらく各地の販売店でもヤリスクロスの実車展示が順次行われていくだろう。実車を見てから決めたいとする見込客も、ここでイッキに注文を入れる可能性が高い。

いずれにせよ、新型ヤリスクロスが気になっているなら、のんびり構えず早々に商談を開始するのが良い。そして気になる実車のチェックと共に素早く注文すれば、まだ早期の納車も可能かもしれない。

お台場「MEGA WEB(メガウェブ)」などではヤリスクロスの先行展示を実施中だ

なお東京・お台場にあるトヨタの大型ショールーム「MEGA WEB(メガウェブ)」(東京都江東区青海)や、愛知・名古屋駅近くの「ミッドランドスクエア トヨタ自動車ショールーム」(愛知県名古屋市中村区名駅)では、ひと足お先にヤリスクロスの先行展示を2020年8月30日(日)までそれぞれ行っている。

お近くの方はこうした展示も上手く活用しよう!

[筆者:MOTA編集部/撮影:茂呂 幸正]

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