九州新幹線長崎ルートで未着工区間となっている新鳥栖-武雄温泉の整備を巡り、中村法道知事らが27日、自民党本部で二階俊博幹事長と面会し、2023年度着工やフル規格での整備を要望した。二階幹事長は「重要なプロジェクトなので、地元の方々の話をしっかり聞きながら取り組んでいかないといけない」と話したという。
26日の岸田文雄政調会長や菅義偉官房長官らに続く要人への要請で、面会は冒頭を除き非公開。
中村知事は、佐賀県が着工に向けた環境影響評価(アセスメント)の手続き入りに同意せず、財源論議で北陸新幹線に後れを取る恐れが出ている点を説明。「対面乗り換え方式がそのまま長期化・固定化してしまうのでは、との不安の声が強く上がっている。北陸新幹線と一体となった財源確保の議論と、フル規格での整備実現にお力添えをいただきたい」と求めた。
新幹線長崎ルート 中村知事ら二階氏にも要望 2023年度着工やフル規格整備
- Published
- 2020/08/28 10:54 (JST)
- Updated
- 2020/08/29 00:02 (JST)
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