【新型コロナ】横浜で54人感染 半数以上が経路不明 介護施設でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、横浜市は29日、10歳未満~90代の男女54人の感染が新たに確認されたと発表した。80代男性が死亡。中等症1人、軽症43人、無症状9人。31人の感染経路が不明という。

 市によると、80代男性が28日に体調を崩し救急搬送されたが、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した。また市は29日、市内病院に入院していた60代男性が28日に死亡したと発表した。肺炎などの症状で重症だった。新型コロナウイルスに関連した市内死亡者数は計55人となった。

 利用者ら4人の感染者が出ていた市内通所介護施設で新たに男女6人の陽性が判明し、市はクラスター(感染者集団)との見方を示した。

 感染経路が判明している23人のうち、県立循環器呼吸器病センターの20代男性看護師の陽性も判明。男性看護師は新型コロナウイルス感染症患者の病棟に勤務していた。患者や職員に濃厚接触はいないという。

 全体の年代別では、20代12人で最多。10代が9人、50.80代が7人、30代が6人、60.70代が4人、40代が3人、10歳未満・90代が1人。

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