【新型コロナ】30日神奈川県内、4人死亡64人感染 川崎市消防局職員の感染も判明

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、4人の死亡が確認された。うち3人は、クラスター(感染者集団)が発生した横須賀市立うわまち病院の入院患者だった。10歳未満~80代の男女64人の感染も新たに判明。33人の感染経路が不明という。

 横須賀市によると、亡くなった患者3人はいずれも80代男性で、同病院7階病棟に入院していた。また、衣笠病院に入院していた80代の無職男性2人の感染も判明。同じ病室にはうわまち病院7階病棟からの転院者がいた。同病棟関係の感染者は17人となった。

 横浜市でも、市内に住む80代男性が死亡した。また障害児らが通う市内の放課後等デイサービスでは、30~60代の職員の男女4人と利用者の小学生女児の計5人が感染。この施設では50代の女性職員の感染が既に判明しており、市はクラスターが発生したとみている。

 川崎市でも、入居者5人の感染が既に確認されていた市内の福祉施設で、新たに50代の女性看護師の陽性が判明した。

 県所管域では、清川村に住む20代男性会社員の感染が分かった。同村の感染者の確認は県の集計では初めて。このほか、相模原市で7人、藤沢市でも1人の感染が発表された。

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 川崎市消防局は、東京都内在住で40代の男性消防職員の感染を発表した。感染経路は不明で、都の感染者として集計されるという。

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