波佐見高美術・工芸科作品展 コロナ禍で初の発表の場

陶芸品やデザインなど波佐見高の生徒の作品が並ぶ会場=長崎市、県美術館

 長崎県立波佐見高(東彼波佐見町、上田克校長)美術・工芸科1~3年生53人の作品展が8日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで始まった。生徒たちが毎年出品している県展や佐世保市民展などの公募展が今年は新型コロナウイルス禍で中止になったため、発表の場をつくろうと初めて長崎市内で展覧会を開いた。13日まで。
 同科は、県内の公立高で唯一の美術専門学科。生徒は、授業や部活動でデッサンやデザイン、工芸などを学んでいる。
 陶芸品やデザイン、油彩画、デッサンなど計約240点を展示。昨年の県展や県高校美術展での入賞入選作品のほか、授業や部活動で取り組んだ個性あふれる作品が並んでいる。同科の立井匡樹教諭(48)は「生徒が、コロナ禍の大変な状況でも造形力を伸ばそうとこつこつと制作に励んだ作品ばかり。楽しんでほしい」と話した。

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