岩崎食品が新ブランド「ぎょうざの岩崎」 一口ギョーザ復刻 二十数年ぶり

「ぎょうざの岩崎」ブランドで発売した「3代目長崎ぎょうざ」(岩崎食品提供)

 岩崎食品(長崎県西彼長与町)は今月、一口ギョーザを発売した。1965年の創業時にあった商品をアレンジして復刻。「岩崎本舗」に続く新ブランド「ぎょうざの岩崎」として、新型コロナウイルスで強まる内食需要の取り込みを図る。
 同社のギョーザはジャンボサイズで、一口ギョーザは20年以上前に途絶えていた。3代目の岩崎礼司(ひろし)代表取締役(35)がパリッとした食感を懐かしみ、「3代目長崎ぎょうざ」の名称で復活させた。
 皮も具も全面改良。具の7割が肉で、塩ベースのスープを練り込んだ。ニンニクや卵、アミノ酸などの調味料は不使用。蒸した後、急速冷凍でうま味を閉じ込めた。24個入り972円。電話やオンラインショップによる通販、同町斉藤郷の本社工場店などで販売中。
 看板商品「角煮まんじゅう」のチーズ入りも販売。もともとハウステンボス店限定のテークアウトメニューだった。客の要望に応え、冷凍しても味を損なわないよう改良し通販と全店舗で扱っている。1個540円。

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