大村市の新市庁舎 2027年度供用を想定 市議会一般質問

 大村市の新市庁舎予定地に断層が見つかり建設地の再検討を進めている市は9日、当初2023年7月完成を目指していた整備スケジュールについて、25年度着工、27年度供用開始を想定していると明らかにした。
 市議会一般質問で水上享議員(真政会)、永尾高宣議員(知音会)の質問に楠本勝典総務部長が答えた。
 市によると、候補地20数カ所の調査報告書をまとめ、市民アンケートなども実施しながら20年度中に5カ所に絞り込む。その後、詳しい調査や外部委員会の評価などを踏まえ、22年度中に最終候補地を決める予定という。
 新市庁舎は当初、現庁舎裏のボート第5駐車場で計画。地質調査の結果断層が見つかり、市は今年1月、建設地を再検討する方針を表明していた。

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