西九州道 建設促進を 沿線5市町議会が長崎県に要望

奥田土木部長に要望書を手渡す井元会長=県議会棟

 西九州自動車道の沿線自治体の議員でつくる「伊万里・平戸・松浦・佐世保市議会・佐々町議会西九州自動車道建設促進協議会」(会長・井元宏三平戸市議)は27日、長崎県庁を訪れ、県と県議会に西九州道の建設促進を要望した。
 西九州道は佐賀県武雄市から佐世保市などを経て福岡市博多区へ至る計画で全長約150キロ。現在、7割超の約110キロが供用されている。要望書では伊万里道路(6.6キロ)、伊万里松浦道路(6.9キロ)、松浦佐々道路(19.1キロ)の事業促進と早期完成を求めている。
 井元会長は「本年度の当初予算が大幅に増額され、全線開通への期待が大きく膨らんでいる。国への強い働き掛けをお願いしたい」と述べた。奥田秀樹県土木部長は「西九州道はまさに命の道。皆さんとともに国に予算の確保を働き掛けたい」と応じた。

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