DeNA井納、勝負所の失点を反省 9月11日・中日戦

【横浜DeNA―中日】1回に先制され、厳しい表情でベンチに戻る井納と嶺井のバッテリー=横浜

◆横浜DeNA2-3中日

 6回3失点のDeNA井納は「ストレートの走りが良く、何とか最低限の仕事はできた」。これがシーズン序盤なら及第点とも言えるが、局面の厳しさを知るベテランにとっては到底納得できる内容ではないだろう。

 一回、アルモンテに甘く入った149キロを右翼席へ運ばれ先制点を献上。四回は先頭ビシエドに死球を与えると、高橋の右前打で二、三塁とされ、阿部に内角の148キロを中前への2点打とされた。

 直近3試合は嶺井と組んで広島と対戦。2勝0敗も、前回4日の登板は四回途中5失点で降板していただけに、「悩んでいたので、チームが変わってリフレッシュして投げられるかな」。心機一転のマウンドはしかし、描いた結果を得られなかった。

 「四回の先頭を出塁させてしまったこと、高橋選手を追い込んでからフォークボールを使い切れなかったことが反省点」。右腕は冷静に振り返るが、首位巨人の背中はますますかすんでいる。

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