長崎市議会 新議長に井上氏

長崎市議会議長に井上氏

 長崎市議会(定数40)の佐藤正洋議長(77)=明政クラブ=は11日、定例長崎市議会に「一身上の都合」を理由に辞職願を提出し、許可された。議長選が行われ、後任に井上重久氏(66)=市民クラブ=が選出された。井上氏は2007年に初当選し、4期目。
 地方自治法は議長の任期を「議員の任期(4年)による」と定めているが、同市議会の議長ポストは1~2年交代が慣例となっている。議長選の結果は井上氏32票、幸大助氏=令和長崎=4票、内田隆英氏=共産=3票、無効票1票だった。
 井上氏は定例会閉会後の記者会見で「新型コロナウイルスで大変な状況だが、議会も市長や執行部、理事者とともにこの苦難に立ち向かう。市の発展のため、市民福祉の向上を目指して職務を果たしたい」と意欲を語った。

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