黒岩祐治知事は17日、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機に、県内のゆかりの地を周遊する広域的なプロモーションを展開する考えを明らかにした。
平安末期から鎌倉初期にかけて描かれるドラマは、源頼朝の天下取りを支えた13人の家臣団が頼朝の没後に繰り広げた内部抗争で、主人公の北条義時が勝ち残り、権力を手中にするストーリーという。
知事は「本県には鎌倉だけでなく、横須賀や三浦、真鶴、湯河原など、多くのゆかりの地がある」と紹介。「歴史や文化に興味を持った方にさまざまな地を周遊し、これまであまり知られていなかった地域の魅力を再発見していただきたい」と述べ、地域経済の活性化に期待を込めた。
周遊マップの作成やスタンプラリーなどを検討しており、今後は鎌倉市のほか、関係市町村や団体と連携して観光振興につなげていくとしている。
同日の県議会本会議で飯野真毅氏(立憲民主党・民権クラブ)の一般質問に答えた。