<レスリング>来年の「ポーランド国際大会」を東京オリンピックへ向けてのランキング大会に追加

 世界レスリング連盟(UWW)は9月19日、東京オリンピックのシードを決めるランキング大会に、来年予定されている「ポーランド国際大会」を追加することを、ホームぺージで発表した。

 「ポーランド国際大会」は今年は6月に予定されており、当初はランキング大会だった。新型コロナウィルスのパンデミック(世界的流行)のため中止へ。当初は、国際オリンピック委員会(IOC)による参加基準が固定される関係で、来年この大会が実施されたとしても、オリンピックのシード権とは無関係となるはずだった(関連記事)。

 今回、当初の予定通りランキング大会となることが決まった。開催時期については発表されてない。

 他に、今年ははしかの流行によって実施されなかったオセアニア選手権の来年の大会(5月28~30日、アメリカ領サモア)もランキング大会となるほか、アジア選手権(4月6~11日、カザフスタン・アルマトイ)は、新型コロナウィルスによって今年2月のアジア選手権(インド)参加を取りやめた中国、北朝鮮、トルクメニスタンの3ヶ国に限り、ランキング・ポイントが加算される。

 日本にとっては、「ポーランド国際大会」が残された最後のランキング大会となる。


(注1) ポーランド国際大会=男子グレコローマンは「ピトラシンスキ国際大会」、男子フリースタイルは「ジオルコウスキ国際大会」、女子は「ポーランド女子国際大会」

(注2) 来年のアジア選手権は「4月6~11日」、オセアニア選手権は「5月28~30日」となっているが、6月のUWWの会議で、大陸選手権は2~3月に行われる大陸予選の前に変更することが発表されており、日程が変わる可能性が高い。

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