打倒アルファード! エルグランドとオデッセイが相次いで反撃に出た!

2020年秋発売予定の「日産 新型エルグランド」(下)と「ホンダ 新型オデッセイ」(上)

Lクラスミニバンのパイオニア「エルグランド」が再出発

日産 新型エルグランド 250Highway STAR Premium Urban CHROME 2WD(2020年秋発売予定)[日産 新型エルグランド ティザーサイトより]

現行E52型エルグランドのデビューから丸10年、いよいよ日産が反撃に出た。ちょっと遅きに失した感は否めないものの、大規模なマイナーチェンジを2020年秋に実施する。

9月10日にはティザーサイト(事前予告サイト)が公開され、新型エルグランドの内外装が発売前に先行して発表された。先行予約受付も9月14日から始まっている。

デザインのリフレッシュがメイン

新ラインナップとなる「エルグランド AUTECH(オーテック)」

新型ではデザインを変更。特にフロントは、弟分のセレナ ハイウェイスターに通じる最新トレンドのマスクに変身しイメージを一新させた。さらにカスタムモデル「AUTECH(オーテック)」を追加する。

ただし期待されたe-POWERやプロパイロットの追加は行われなかった。その辺りは次のモデルチェンジまでお預けのようだ。

老舗ブランド「オデッセイ」も新たなスタート

ホンダ 新型オデッセイ(2020年秋発表予定モデル)

1994年、まだミニバンという呼び名も定着していない時期にデビューした初代モデルから四半世紀。2013年デビューの5代目オデッセイが7年目のマイナーチェンジを実施する。大規模なマイナーチェンジは2016年以来4年ぶりとなる。

2020年9月1日、ホンダのティザーサイトがオープン。「NEW ODYSSEY 今秋登場」の文字と共に、新型のフロントマスクなど数枚の画像が公開されている。

大画面10インチナビを新採用

新型オデッセイのインテリア

外観はフロントグリルまわりのデザインが大きく変更された。またインテリアも大径2眼メーターや、大画面10インチナビの採用などによりインパネデザインが大きくイメージを変えている。ただしエルグランドに比べ公開されている情報は少なめ。

ティザーサイトによると、先行情報第2弾を近日公開するとしており、さらなる情報公開が待たれるところだ。

王者「アルファード」もそろそろモデルチェンジの時期!?

トヨタ アルファード

さて、迎え撃つトヨタ アルファードの状況も確認しておこう。

現行型の3代目アルファードがデビューしたのは2015年5月。2017年12月にデザイン変更を伴うマイナーチェンジを実施している。その後も特別仕様車の追加などは行っているものの、特にマイナーチェンジなどは行っていない。

しかしそんな状況の中でも、アルファードは2020年上半期(1月~6月)で36597台を販売。軽乗用車を除くランキングでも10位に位置するほどの爆売れ状態にある。

この余裕っぷりに少しでも風穴を開けることが出来るのだろうか。日産とホンダのリベンジが期待される。

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