朝鮮でピョンヤン冷麺、クッス(そば料理)コンテスト 玉流館、清流館、ピョンヤン麺屋が参加

ピョンヤン麺屋が出品したピョンヤン冷麺、鶏肉のチェンバンクッス、スープ

 ピョンヤン冷麺の名店として人気が高い、オンリュグァン(玉流館)、チョンリュグヮン(清流館)、ピョンヤンミョンオク(麺屋)によるクッス(そば料理)コンテストが2日、オンリュグァン(玉流館)で行われた。

 朝鮮を代表する冷麺の殿堂としてしられているオンリュグァン(玉流館)と、同館に肩を並べるチョンリュグヮン(清流館)、人気上昇中のピョンヤンミョンオク(麺屋)によるコンテストは、互いに切磋琢磨してより美味しいピョンヤン冷麺とクッス(そば料理)料理を提供するためで、今までも様々な形態で行われてきた。

 「朝鮮の今日」(10.2)の報道によれば、今回の料理コンテストは、その場で調理した、ピョンヤン冷麺、鶏肉のチェンバンクッス、スープの味を競い評価する方法で行われた。

 ピョンヤン冷麺については広く知られているが、鶏肉のチェンバンクッスは、あまり馴染みがない。朝鮮の王宮料理に、牛肉の希少部位を使ったチェンバンクッスがあったというが、高価で量がすくない牛肉の希少部位の代わりに、鶏肉をふんだんに使用したそば料理で、広範な市民が手軽に楽しむことができるよう開発されたという。チェンバンは直訳すると、お盆、トレイになるが、朝鮮のクッス料理用の独特な器のこと。クッス料理とはそば料理のこと。

 報道によれば、朝鮮料理協会、チャンチョルグピョンヤン商業大学の幹部と研究員で構成された専門家と人民奉仕指導局、ピョンヤン市人民委員会給養奉仕関連部署から先発された、料理、サービスの専門家が審査した。

 コンテストでは、優れた評価を受けた調理師にメダルと証書が授与され、該当する授賞があった。(了)

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