週間5勝の鷹を周東&栗原が牽引、ロッテは投手陣光る…パ週間ベストナインは?

ソフトバンク・周東佑京(左)と栗原陵矢【写真:藤浦一都】

首位を争うソフトバンクとロッテがともに勝ち越した第16週

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れて開幕した2020年のプロ野球。シーズンも終盤戦に差し掛かり、優勝争いも佳境を迎えている。セ・リーグは巨人が首位を独走し、パ・リーグは首位ソフトバンクと2位のロッテがデッドヒートを繰り広げている。

熱戦が続いた9月28日から10月4日までの1週間の成績を振り返り、Full-Count独自に週間ベストナインを選出。今回はパ・リーグ第16週だ。

【パ・リーグ現在の順位表】
1 ソフトバンク 92試合52勝36敗4分
2 ロッテ 92試合51勝39敗2分 2.0
3 楽天 92試合45勝44敗3分 5.5
4 西武 90試合42勝46敗2分 2.5
5 日本ハム 92試合41勝48敗3分 1.5
6 オリックス 92試合34勝52敗6分 5.5

【パ・リーグ第16週】
1 ソフトバンク 5勝1敗
2 ロッテ 4勝2敗
3 楽天 3勝3敗
3 オリックス 3勝3敗
5 西武 2勝4敗
6 日本ハム 1勝5敗

首位のソフトバンクが5勝1敗、2位のロッテが4勝2敗と共に勝ち越しに成功。前週末にロッテに負け越したソフトバンクだったが、10月に入って4連勝とそのショックから脱した。日本ハムはそのソフトバンクに3タテを食らうなど1勝5敗と大きく負け越した。

ロッテ・美馬学(左)と益田直也【写真:荒川祐史】

オリックスの伏見は4試合の出場だったが、6打点と勝負強さを発揮

【第16週パ週間ベストナイン】
先発 美馬学(ロッテ)
救援 益田直也(ロッテ)
捕手 伏見寅威(オリックス)
一塁 モヤ(オリックス)
二塁 周東佑京(ソフトバンク)
三塁 安田尚憲(ロッテ)
遊撃 平沼翔太(日本ハム)
左翼 島内宏明(楽天)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 栗原陵矢(ソフトバンク)
DH 吉田正尚(オリックス)

週間5勝と白星を積み重ねたソフトバンクから周東、柳田、栗原の3選手を選出した。柳田は打率.409と相変わらずのハイアベレージをマーク。一時、調子を落としていたものの、復調気配だ。周東は打率.375とリードオフマンとして活躍。4試合連続盗塁中で週間で5盗塁を決めている。栗原も打率.333で、2本塁打と8打点はリーグ最多だった。

3勝3敗の5割だったオリックスもモヤ、伏見、吉田正と野手陣の好調ぶりが光った。伏見は4試合のスタメンだったにも関わらずチームトップの6打点と勝負強さが光った。吉田正が週間打率.409、モヤも.400と貢献が光った。

日本ハムの平沼は全6試合でスタメン出場して打率.444を記録。苦戦したチームにあって奮闘ぶりが際立つ。4勝2敗だったロッテからは4番の安田が打率.333、6打点と好調。楽天の島内も.353のハイアベレージを残した。

投手では4勝をあげたロッテの美馬と益田の働きが光った。美馬は4日の西武戦に先発して4安打1失点で完投勝利。自身7連勝で今季9勝目をマークした。益田は4試合に登板して3セーブ1ホールドをあげた。(Full-Count編集部)

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