バス停にベンチ 住民が組み立て 佐世保・江上地区

木材を組み立ててベンチを作る住民ら=佐世保市、江上地区公民館

 佐世保市の江上地区自治協議会(浦憲治会長)は9月27日、指方町の江上地区公民館で地区内のバス停に設置するベンチの組み立て作業に取り組んだ。
 江上地区では数年前から、老人会のメンバーや民生委員などが地域の困りごとや助け合い活動について話し合う場を設けている。バスの便数が少なく待ち時間が長い一方、ベンチがなかったり壊れていたりするバス停が多かったことから設置の準備を始めた。
 木製の2人掛けベンチ計24台を3回に分けて作る計画。2回目の作業だった同日には住民ら16人が参加し、木材をねじで手際良く留めて仕上げていった。
 12月に地域の子どもたちと一緒に色を塗り、年明けにも各バス停に設置する予定。浦会長は「江上のために何か役に立ちたいと始まった取り組み。地域のために力を合わせるという意識を根付かせたい」と話した。

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