橋から飛び降りようとする女性救助 男性2人に感謝状 西海署

感謝状を受けた佐藤さん(左)と橋口さん=西海署

 橋から飛び降りようとした長崎県内在住の30代女性を助けたとして、西海署は佐世保市針尾西町の会社員、佐藤善行さん(46)と、西海市西海町の会社員、橋口凌さん(27)に感謝状を贈った。
 佐藤さんは台風10号が接近していた6日午後7時20分ごろ、西海市の橋を車で走行中、歩道に一人でいる女性を見つけた。車を止め声を掛けたところ、女性は橋の下に飛び降りようとしていた。佐藤さんは車外に出て女性に寄り添い、「絶対に駄目」と説得を続けた。通りがかった橋口さんは会話をしている男女を不審に思い、近くの駐在所に駆け込み、警察官が女性を保護した。
 感謝状を受けた佐藤さんは「当時は説得に必死だったが、今思えば彼女のつらさが続いていないか複雑な心境。立ち直ってくれることを願っている」。橋口さんは「駐在所への通報が間に合ってよかった」と話した。


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