コネクシオとノキア、動画解析AIによる異常検知ソフトウェア「SpaceTime scene analytics」の販売で業務提携

近年、道路や鉄道などの社会インフラには、高速道路の逆走やETC不法突破の監視、駅ホームや鉄道車輌内の安全確保・監視などのために、多数のカメラが設置されている。しかし、大半のデータは保管されているだけ、あるいは後で確認に使用されるだけで、リアルタイムに十分な活用ができているとは言えない。一方、サーバ上でリアルタイムにデータ解析をすると、常に大容量の動画データを送信するため通信量は増大し、データを貯めるために大容量のストレージも必要となり、運用コスト負担が非常に大きくなる。また、AI機械学習の手法によっては、精度を上げるために時間をかけて大量のデータを事前学習する必要がある。コネクシオ株式会社とノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(以下、ノキア)は、ノキアが開発した動画解析AIによる異常検知ソフトウェア「SpaceTime scene analytics」の販売において業務提携し、日本国内での提供を開始する。同ソフトウェアは、監視カメラの動画をAIで解析してリアルタイムに異常を検知するソフトウェアだ。コネクシオは、同ソフトウェアを核とし、必要な機器の調達からソフトウェアの設定や調整、現場からクラウドにデータを送信するための通信回線の契約までを「異常検知ソリューション」として統合し提供を行うとしている。

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