コロナ離職者 雇用に助成金 中小企業対象 長崎県が申請受け付け

 長崎県は13日、新型コロナウイルス感染症の影響で解雇されたり、廃業を余儀なくされたりした人などを正規雇用する中小企業への「県離職者雇用促進助成金」と、同様の離職者を対象に体験就労を実施する企業への「チャレンジ体験就労補助金」の申請受け付けを始めた。
 「助成金」は予算総額1億9200万円。4月1日以降に離職した人を3カ月以上継続して雇用した事業所に、1人当たり30万円(最大2人まで)を支給する。▽主な勤務地が県内▽1週間の労働時間が20時間以上で雇用保険に加入-などの六つの要件がある。申請期限は12月18日。
 「補助金」は総額2400万円。4月1日以降に解雇や内定取り消しをされた人の採用選考で、有給の体験就労を実施する場合に必要経費を交付する。1人当たり日額1万6千円で、1事業所最大15日間(24万円)。▽1人を15日間▽3人を5日間ずつ-などのケースが想定される。申請期限は11月9日。
 県雇用労働政策課は「積極的に活用し、事業の継続や拡大を図ってほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同課(電095.895.2714)。

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