台風被害やコロナ 補正予算案を可決 五島市議会閉会

 定例五島市議会は13日、最終本会議を開き、新型コロナウイルス対策などを含む本年度一般会計補正予算案など計31件を可決、市監査委員に橋本平馬氏を再任する人事案など計12件に同意し、閉会した。
 補正予算の主な内容は、会期中に追加上程された台風9、10号災害の復旧事業(6千万円)や、冬季の新型コロナとインフルエンザ同時流行に備え、高齢者らを対象としたインフル予防接種費の全額助成(3500万円)など。
 市議会は本会議終了後、全員協議会を開催。網本定信議員(73)が、定例会などに出席する際の交通費を不適切に受け取っていたとして、市議会事務局に返還したと報告。同事務局などによると、健康上の理由で昨夏から三井楽町の自宅ではなく、支給対象とならない市中心部の親族宅から議会に通っていたが、事務局に報告せずに今年4月分まで三井楽町からの交通費3万949円を受け取っていた。網本議員は「住居変更の届け出を忘れていた。私の不徳のいたすところ」と陳謝した。

© 株式会社長崎新聞社