長崎県は19日、県内の漁港に無許可で係留している船が今年5月時点で417隻あり、このうち所有者不明が237隻に上ることを明らかにした。
県議会予算決算委員会農水経済分科会で、浅田眞澄美委員(自民・県民会議)、山田博司委員(県民・島民の会)の質問に答えた。
県漁港漁場課によると、県内の漁港に係留する場合、管理者への届け出か許可が必要で、係船料を納めなければならない。無許可で係留している船の種類は漁船、プレジャーボート、廃船など。上五島地区が119隻と最も多く、平戸・松浦地区111隻、長崎地区101隻と続いた。
同課は「所有者が分かっている船は文書で届け出を出すようにお願いしている。所有者不明の船は漁協や自治会への聞き取りを進め特定を急ぐ」とした。
漁港に無許可係留417隻 所有者不明は237隻 長崎県内5月時点
- Published
- 2020/10/20 12:55 (JST)
- Updated
- 2020/10/20 16:45 (JST)
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