諫早市内の各高校で、新型コロナウイルス感染症との共存「ウィズコロナ」に対応した文化祭が開催されている。県立諫早東高(森山町)では22日、3密(密閉、密集、密接)対策として、弁論発表のライブ配信や生徒らが制作した映像作品を各教室で観賞するなど新しい形式で進めた。
同市のほとんどの高校がクラス発表を見送るなど規模を縮小。一般開放せず生徒のみの参加とした高校が大多数となった。
●県立西陵高 入場数を制限し午前と午後の2回に分け舞台発表
●創成館高 8日間に分けて昼休みの30分間に文化部などが発表。生徒らは、会場となった中庭の特設ステージを校舎の窓などから見守った
●鎮西学院高 半日で文化部発表会を開催。校内に美術部や書道部などの作品を約1週間展示
●長崎日大高 半日に短縮し、弁論発表や作品展などを開催。クラス発表の代替企画として、全校生徒が校舎の窓をステンドグラス風に装飾した大規模作品が話題を呼んだ
●県立諫早商高 30日、文化部発表を中心に実施予定。恒例となっている商業科の販売実習「諫商商店街」は中止する
●県立諫早農高 11月3日、グラウンドで生徒会イベントを実施。毎年恒例の実習生産物の外部販売は中止
●県立諫早高 来年3月に延期し、会場を宇都町の諫早文化会館に変更。保護者観覧も選択肢に入れ、希望者全員が参加できる文化祭の開催を目指し調整中