【新型コロナ】修学旅行は中止だけれど…小学校PTAが花火大会開催へ

 新型コロナウイルスの影響で、地域イベントや修学旅行が中止となった小学生たちに思い出づくりをしてもらおうと、小田原市立国府津小学校のPTAが24日夜、花火大会を開催する。密を避けるため自宅での観覧を呼び掛け、同PTAは「家族で見てもらえたら」と話している。

 同校では春以来、学校やPTA、地域のイベントの中止が続き、11月の地域の各団体が参加する「ふれあいフェスタ」も見送りとなった。そこで同校PTAは児童の思い出づくりに「密にならない」イベントを模索した。

 全国各地で多くの人を励ます目的で「一斉花火プロジェクト」が行われていることに着目。▽国府津地域では以前に海岸で花火大会が行われ、なじみがある▽同校グラウンドは打ち上げの保安距離を満たしている▽学区のほとんどの場所から見ることができる─などから実施することにした。

 花火は午後6時半から10分間程度行う。感染対策のため、グラウンドは立ち入り禁止とする。同PTAの幹部は「花火で地域も盛り上げたい。地区外の人もそれぞれの場所で少人数で楽しんでもらえれば」と話している。

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