日本酒の本格的な仕込み作業が24日、相模原市緑区根小屋の山あいにある酒蔵「久保田酒造」で始まった。
午前7時から美山錦という品種の米約200キロを蒸し、冷ましながら米の状態を細かく確認。温度が管理されたこうじ室に移して米の上に粉状の種こうじを振るい掛け、なじませるために米を丹念にもみほぐした。新酒は12月1日から出荷される。
杜氏(とうじ)の久保田徹社長(41)は「今年の米の出来は非常に良く、新酒が楽しみ。料理の味を引き立てる食中酒として味わってほしい」と話していた。
新型コロナウイルスの影響で、自宅で日本酒を楽しみたい人のため、小ぶりの瓶での出荷を増やすという。