「島商ップ」開店 島原、高校生が接客 特産品や手作りの品販売

期間限定で開店した「島商ップ」で、商品を買い求める客(右)を接客する生徒=島原市

 空き店舗を活用し、長崎県立島原商業高(平山政一校長、310人)の生徒が期間限定で運営する「島商(しましょ)ップ」が、島原市中堀町の一番街アーケードにオープンした。地元の特産品や高校生の手作り商品を買い求める客でにぎわっている。
 商品の仕入れ、価格交渉、販売などに生徒自ら取り組む実習の場として、毎年取り組んでいる。商業科3年の35人が交代で呼び込みをしたり、商品の説明やレジ打ちをしたりして接客。空き店舗を活用することで、アーケードのにぎわい創出にもつなげる。
 地元業者が製造したみそ、ショウガシロップといった加工品や菓子類など約200種類を販売。県立の島原農業高、島原工業高、島原特別支援学校の生徒たちの手作り商品も並んでいる。澁谷陸王さん(17)は「業者と協力して開発したコラボ商品が売れた時はうれしかった。商談などから多くを学べ、やりがいを感じる」と話した。
 営業は、学校行事や試験期間などを除く12月12日までの火曜(午後2時~4時)と土曜(午前10時~午後4時)。次回は今月31日に開く。

© 株式会社長崎新聞社