折り鶴アートと千羽鶴寄贈 長崎原爆資料館へ ANAテレマートほか

篠﨑館長(前列右から3人目)に折り鶴アートと千羽鶴を贈った関係者=長崎原爆資料館

 ANAテレマート(東京)と、長崎市の社会福祉法人「出島福祉村」が運営する2福祉施設(三和ゆめランド、浦上駅前デイサービスセンター)は10月29日、平和を願う折り鶴アートと千羽鶴を平野町の長崎原爆資料館に寄贈した。
 同社の取り組みは2011年の長崎支店開設を機に始まり7回目。今年は国連の持続可能な開発目標(SDGs)を意識し、チラシや包装紙などの再生紙も活用した。2福祉施設からの寄贈は初めてで、千羽鶴にコロナ収束を願うメッセージやビーズを飾り付けた。
 資料館の篠﨑桂子館長は「平和について多くの人に関心を持ってもらえた」と取り組みに感謝。同ランド利用者の築山由香里さん(45)は「平和を願い、みんなで一つ一つ丁寧に折った」と語り、同支店の遠山雄一支店長は「早くコロナが収束し、世界中の人に長崎で平和を学んでほしい」と語った。

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