センバツ21世紀枠 長崎西を推薦 長崎県高野連

 長崎県高野連は10日、第93回選抜高校野球大会(来年3月19日開幕・甲子園)の21世紀枠に長崎西を推薦すると発表した。今後、九州など全国各地区で候補を1校に絞り、来年1月29日の選考委員会で一般枠28校とともに3校を選出する予定。
 長崎西は県内屈指の進学校で、今秋の県大会で17年ぶりに4強入り。準決勝で、九州大会を制した大崎に0-6で敗れた。春夏計3度の甲子園出場があるが、1981(昭和56)年夏を最後に出場を逃している。
 県高野連は推薦理由を「学業と部活動を両立している。練習時間の確保に苦心しながら努力を重ねている」などとした。
 21世紀枠は2001年の第73回大会から導入。他校の模範になる、困難な状況の克服-などを選考基準に、都道府県高野連がそれぞれ推薦する。
 選抜大会は32校が出場予定。一般枠と21世紀枠のほか、秋の各地区大会の優勝校で競う明治神宮大会を制した地区に「神宮大会枠」が与えられるが、今年はコロナ禍で中止。この1枠の扱いについては今後審議される。

 


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