4万円分の電子マネー、購入理由は? 壱岐のコンビニ店員特殊詐欺防ぐ

感謝状を手にする長田さん(中央)=壱岐署

 特殊詐欺被害を防いだとして長崎県の壱岐署は5日、壱岐市勝本町のポプラ壱岐勝本店のパート従業員、長田高子さん(51)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、長田さんは10月16日、来店した70代女性が電話をしながら4万円分の電子マネーを購入しようとしたため購入理由を尋ねた。女性が「相手から買うよう指示された」と答えたため、「詐欺ですよ」などと助言。電話を切るよう指示し、近くの駐在所に相談するよう促して被害を防いだ。
 女性はインターネットで商品を見ていたところ、突如警報音とともに警告画面が表示され、警報音を消すには表示された番号に電話するよう記されていたため、電話したという。
 古賀博文署長から感謝状を受けた長田さんは「壱岐は高齢者が多いので、今後も注意して接客したい」と話した。

 


© 株式会社長崎新聞社