40歳のベテラン左腕・ヒル WS制覇を狙える球団でのプレーを希望

40歳のベテラン左腕リッチ・ヒルは今季ツインズに1年契約で加入し、8試合に先発して38回2/3を投げ、2勝2敗、防御率3.03、31奪三振と実力が健在であることをアピールした。今オフは再びフリーエージェントとなり、新天地を探しているが、契約年数や年俸にはあまりこだわりがないという。メジャー16年のキャリアを誇るヒルは、ワールドシリーズ制覇を残り短いキャリアの目標に掲げており、ワールドシリーズ制覇の可能性が高いチームでのプレーを希望している。

「WEEI」のロブ・ブラッドフォードによると、ヒルは契約年数や年俸よりもワールドシリーズ制覇の可能性を重視しているという。ヒルは「5~6年前にメジャーに戻ってきたときには想像もしなかったけど、僕は今(契約年数や年俸を気にしなくてもいいという)幸運なポジションにいると思う。新人のときに比べて考え方が変わったんだ。来季どのチームがワールドシリーズ制覇を成し遂げるかを考えているよ。僕はワールドシリーズに勝ちたいし、そのチームの一員になりたいんだ」と語っている。

「僕は来年41歳になるけど、身体の調子はとても良い。チームに貢献できるだけの能力は持っていると思うし、チームに貢献できると思う」とヒル。昨オフ、新天地としてツインズを選んだ理由について「ツインズは2019年に100勝以上していた。ワールドシリーズ制覇を狙えるチームだと思ったからツインズを選んだんだ。残念ながら世界一にはなれなかったけどね」と明らかにした。

地元球団かつ古巣のレッドソックスについては「とにかくブルペンを補強する必要がある。打線は優秀だし、先発ローテーションにはクリス・セールやエドゥアルド・ロドリゲスが帰ってくる。ネイサン・イバルディもいる。彼らは本当に優秀な投手だよ」とコメント。アメリカン・リーグ東部地区はレイズ、ヤンキース、ブルージェイズなど強豪揃いだが、古巣復帰の可能性は否定しなかった。

ヒルが新天地として選んだチームは、ヒルが「ワールドシリーズ制覇の可能性が高い」と考えたチームということになる。今オフ、40歳のベテラン左腕はどのチームを新天地に選ぶのだろうか。

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