「Restart~軌跡をたどり、奇跡をつくる~」 諫早中高、スローガン、シンボルマーク決定

発表されたシンボルマーク(諫早高付属中、高校提供)

 長崎県立諫早高付属中と諫早高(原田尚之校長、中学358人、高校828人)は11日、中学創立10周年と来年度の高校創立110周年に合わせた記念事業をスタートさせた。生徒から募集したスローガン「Restart~軌跡をたどり、奇跡をつくる~」とシンボルマークを発表。今後10年間、行事などで活用する。
 スローガンの提案者は本島悠里さん=中3=、山本芽依さん=高2=、福本樹さん=高1=。新型コロナウイルス感染症の影響で休校を余儀なくされ、節目の年を心新たにスタートするという意味を込めた。
 シンボルマークは廣田咲さん=高3=のデザイン。「叶」の漢字に百と十を重ねてイメージ。左上には諫早の「眼鏡橋」と勉学を意味する本を、上向きと右向きの矢印は未来、上昇を象徴し、ローマ字で「諫早」を表した。
 地元で活躍する経営者の陳野真理さんと瀬頭信介さん、市職員の村川美詠さんのパネルディスカッションもあった。「本音で語る『学歴と学力と生きる力』」をテーマに、生徒側は高校生活の過ごし方や進学先での印象的な出会いなどを質問した。感染予防のため、生徒の大半はビデオ会議システムとタブレット端末を活用し各教室から参加した。
 両校は諫早高同窓会と協力し、来年度まで記念事業を実施する。

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