魚見手作りこんにゃく道場でこんにゃく作り体験!試食・お土産ありで楽しい!

突然ですが、本物のこんにゃく、食べたことがありますか?
本物って?と思った方。
普段私たちが食べている市販のこんにゃくのほとんどは、粉からできているこんにゃくです。

しかし、本物の昔ながらのこんにゃくはこんにゃく芋から作られていて、食感も普段食べ慣れているツルツルぷるぷるのこんにゃくとは全く違うんです。
そんな、昔ながらのこんにゃくを自分の手で作ることができる場所が福井県池田町にあると聞いて、初めてのこんにゃく作りに挑戦してきました!

魚見こんにゃくとは

こんにゃく作り体験ができるのは、池田町にある『魚見 手作りこんにゃく道場』。
この道場がある魚見(うおみ)地区の土地は昔から水はけがよく、こんにゃくいも作りには大変適しているんだとか。

この地で作られるこんにゃくは魚見こんにゃくと呼ばれ、30年ほど前までは、自宅で作っている方も多かったそうです。

こんにゃく作りは、春に植えたタネいもから生えた生子(きご)を秋に収穫し、次の春に植えるところから始まります。
この生子を秋に一度収穫し、春に植えつけたものが一年子、秋に収穫したものが二年子、さらに次の春に植えつけて秋に収穫したものが三年玉と呼ばれます。

つまり、こんにゃくいもを作るだけでも3年もかかるんです!

魚見こんにゃく手作り体験

こんにゃくいもの成り立ちを勉強したところで、早速魚見こんにゃく作りがスタート!
手を洗ったら、こんにゃくの作り方の説明を聞きます。

  • こんにゃくいもを茹でて皮をむく
  • ミキサーでつぶしたものに水を加える
  • 凝固剤を加える
  • 形を作る
  • 茹でる

という工程を経て、やっとこんにゃくができるんです。こんにゃくいもをつぶす際、今はミキサーを使っていますが、昔は臼と杵を使っていたので、今よりもずっと時間がかかったそうです。

つぶしたこんにゃくいもに水を加える

体験では、つぶされたいもに水を加えるところからスタートします。

こんにゃくいもに対して入れるべき量の水が用意されていますが、一気には入れません。
少しずつ加えてはこね、水分が浸透したらまた水を加え…という手順を数回繰り返します。

一度に水を入れ過ぎてしまうと、こんにゃくいものダマが残ってなめらかな食感にならなかったり、うまく水分が浸透しなかったりするそうです。

水を加えて混ぜるだけでも意外と重労働で大変!

凝固剤を加える

みんなで協力して混ぜ終わったら、風味を損なわない凝固剤を入れます。
これによってお芋が一気にこんにゃくっぽくなっていきます。

奥が水を加えただけのもの、手前が凝固剤を加えたもの

一気にいつも食べているこんにゃくの色に近くなりました!

ここからも、なめらかになるまでまだまだしっかり混ぜます。

型に入れる

いよいよ型に入れていきます。

ツルッとしたきれいな形にするのが意外と大変。
型にはめたら水の中に落とします。

四角だけでなく、くり抜いてハートや三角を使ってたくさんのこんにゃくを作りました。
(実際の体験とは異なる量で行っています。)

茹でる

できたこんにゃくは沸騰したお湯の中で茹でていきます。

茹で上がりの目安は、真ん中がしっかりと固くなっていること。

熱々ですが、触ってみましょう!

不恰好なものもありましたが、自分で手をかけて作ったこんにゃくへの愛着はひとしお。
出来上がるととっても嬉しいですよ!

魚見こんにゃくを美味しく食べよう!

時間があれば作ったこんにゃくはその場でお刺身にしていただくことができます。
生姜醤油で食べるとさっぱりして美味しいんです。

食感は、普段食べているツルツルプリプリではなく、コシがあってブリッとした感じ。
なんだか健康的な感じがします!

そして、作ったこんにゃくはお土産として持ち帰ることもできます。
保存料は一切使っていない体に優しいこんにゃくなので、なるべく早めに食べ切りましょう。

魚見こんにゃく道場でのこんにゃく作り体験は、1週間前までには予約が必要です!
団体は25名程度まで受付可能。

近くにあるツリーピクニックアドベンチャーは身長110cm未満だとアクティビティに参加できないので、小さなお子様がいるご家庭の方は、ここでこんにゃく作りをするのもいいかも!

昔ながらの自然派こんにゃくを、作って楽しみ、食べて健康になってみてください!

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